第10日 侮れずナイロビ博物館

 7時半頃ゆっくり起きた。朝食後、フィリップのところへ。なぜかと言うと、ハネムーンでもない僕らがマサイ族の歓迎を受けて、ハネムーンである中本さん夫妻が歓迎されないから、フィリップに頼んでやってケーキを出してもらうためだ。しかし、そんな必要はなかった。今日の夕食でケーキを準備しているとのこと。取り越し苦労であったのだ。よく考えてみると、2泊だけの僕らと4泊する中本さん夫婦、それから1日おき?にくるマサイ族を考えると、僕らを先に祝福しないと、スケジュールが合わないのだ。特に妻は、ほっとしたようだ。
 10時すぎ、滑走路へ出発。スタンリーが送ってくれた。昨日チップをあげたからか、やけにゴキゲンさんだ。むっつりして全くしゃべらなかったくせに今日はよくしゃべる。滑走路までのわずかの距離に、キリン、ゾウ、インパラ、トピ、ウォーターバックなどが現れた。いつもは素通りするスタンリーも今日はやけに止まってくれるな。
 軽飛行機でナイロビへ。さらばマサイ・マラ!また来るぞ!
ナイロビではジョージがお出迎え。ジョージが、出迎えは僕ではないよ、と言ってたからビックリだ。

Ground Hornbill

 ドバイ行きの飛行機は夕方だから、時間はたっぷりある。どこでも好きな所に行くよ、と言うがどこへ行こうか?ナイロビ国立公園に行くには時間がないらしい。
 まずは本屋へ。次回を考えて、タンザニアの地図や写真集を買う。
 それから土産物屋へ。店に入り、日本人?と聞かれ答えると、こっちに来い、と。TVでワールドカップの日本対ベルギーをやっていた。もう始まっていたのか。イスを持ってきて見ていいよ、と。まだ0対0だったが、ウィルモッツに1点取られた!しかし鈴木の同点ゴール。思わず絶叫! 結局、妻とジョージを待たせたまま最後まで見てしまった。引き分けは残念だが、よく2点取ってくれた。店員と一緒に熱くなってしまった。木彫りとアルバムなど購入。名前は忘れてしまったが、ケニアサファリの本を書いていたり、毎年ケニアに行く日本人老夫婦は必ずこの店に立ち寄るそうだ。
 しかしまだまだ時間がある。ジョージがすすめるヘビ公園に行く。毒ヘビやワニなど。他の外人さんも飛行機出発までの時間つぶしに来ている感じだ。ゆっくり見たつもりだが、どうしてもすぐに見終わってしまう。

 今度は向かいにあるナイロビ博物館へ。入場すると、なぜか僕らにだけガイドがついてくれた。日本語を勉強しているらしい。解説は英語だったが、日本語に接っして自分も学ぶため、僕らにだけついたらしい。エランドやライオンなど、アフリカの動物の剥製、マサイ族の道具などが展示されていた。丁寧な説明はうれしいが、今度は時間がなくなってきた。まだ半分も見てないが、事情を話して博物館をあとにする。なかなか面白かったぞ。ヘビ公園でウダウダしてないで早く入れば良かった。
 街でディビッドを拾ってナイロビ空港へ。
 「日本ハ、サッカーツヨクナッタネェ〜。稲本ハ、イギリスデ日本食タベテナカッタデショ?ダカラ、チョーシクズシテタヨ、日本ニモドッタラ、チョーシデテキタネェ。」ディビッドは面白い。日本にどれぐらいいたのか聞くと、学生の時、浦和に住んでいたらしい。「イマハ浦和市ハナクナッテ、さいたま市ニナッチャッタケドネ。」よくそこまで知ってるな。
「ソノウチ”マサイの戦士”トイウ、ジュースヲウリダスカラ、マサイ族ヲツレテ日本ニイクヨ。ボク?ボクハ、マサイ族ジャナイカラ、ジャンプデキナイ。」マサイ族はあのまんまの格好で飛行機に乗るのか? しかし、その後”マサイの戦士”を日本の店頭で見ることはなかった。日本でのキャペーンは失敗だったらしい。

ハゲワシかな?

 ナイロビ空港にチェックイン。相変わらず何もない空港。半分ぐらいの店舗スペースは使われてない。
 車イスに座っているインド人に妻が話しかけ、飲み物を持ってきてあげた。すると、メモ張を寄こせ、と。渡すと、自分の住所、メールアドレス、電話番号を書いて、今度ナイロビに来たら連絡しなさい。案内するし、泊めてあげるから、と。アラアラ、こんなことで感謝されたらしい。
 歯医者をナイロビでやっていて、足の手術をうけにインドに戻るらしい。ぎらぎら宝石を着けた奥さんが現れた。車イスの旦那さんを搭乗させようと飛行場の係員(もちろんケニア人)も迎えに来た。しかし、奥さんが箱から宝石をいくつか取り出すと、旦那さんに身に付け始めた。しかも時間をかけて!係員が待っているからそんなことは後でもいいと思うのだが。どうも係員を見下している気配がある。おそらくナイロビでは裕福な家に住んでいるのだろう。正直この奥さんは感じが良くない。
 ドバイ行きの飛行機は定刻通り出発。おそらくまた来るだろうケニア。


<本日のサファリで出会った動物たち>
キリン、ゾウ、インパラ、トピ、ウォーターバック


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